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日次巡回で検知した「変化」の記録。フィルターと検索はブラウザ内で完結。

2026-08

🇨🇳 中国 ガイドライン案 中国TC260、コックピットデータ処理安全要件の実践指針(意見募集稿)を公開
  • WHATコックピットデータ処理安全要件実践指針案の意見公募開始
  • WHO車載コックピットデータを処理する関連事業者
  • WHEN2026年9月3日まで意見公募を実施

全国サイバーセキュリティ標準化技術委員会(TC260)秘書処は、コックピットデータ処理者の活動規範化および個人情報主体の権益保護を目的とした『サイバーセキュリティ標準実践指針——座席・コックピットデータ処理安全要件(征求意見稿)』を公表し、2026年9月3日までの意見公募を開始した。

SO WHAT車載スマートキャビン等の車載データやセンシングデータを扱う事業者は、指針案のセキュリティ・個人情報保護要件の確認と対応準備が必要です。

🇰🇷 韓国 新規制 差分変化 韓国国会、AI開発のための個人情報活用特例を新設する個人情報保護法改正案を可決
  • WHATAI開発向けの個人情報活用特例を新設する保護法改正案が本会議可決
  • WHO韓国国内でAI技術開発を行う企業および機関
  • WHEN国務会議経由の公布から6か月後に施行される見込み

2026年8月20日、韓国個人情報保護委員会(PIPC)は、AI技術開発のための個人情報活用特例を盛り込んだ「個人情報保護法」改正案が国会本会議を通過したと発表した。本改正により、仮名・匿名情報ではAI開発が困難で公益的・社会的重要性が認められる場合に限り、強化された安全措置とPIPCの審議・議決を前提として適法に収集された個人情報をAI開発に利用できる。また、機微情報等の処理に伴う事前リスク評価や処理方針の公開等の安全措置が義務付けられる一方、類似のAI技術・サービスに対する審議簡素化も盛り込まれた。本改正法は公布後6か月を経て施行される。

SO WHAT韓国でAI開発を行う企業は、厳格な安全措置と個人情報保護委員会の審議・議決等を前提に、公益目的等のAI学習データとして個人情報を活用する特例が利用可能となります。

🇧🇷 ブラジル ステータス変更 差分変化 ブラジル下院、公共空間での顔認識監視を認める法案PL 1.828/2023を可決し上院へ送付
  • WHAT下院が公共交通や公道等での顔認識監視を容認するPL 1.828/2023修正案を可決
  • WHO顔認識AIシステムを提供するベンダー企業および監視システムを導入・運用する公的機関
  • WHEN2026年8月12日に下院で可決され、今後は上院で審議される見込み

ブラジル下院は2026年8月12日、駅やバスターミナル、公道、公共機関等での顔認識監視システムの設置を認める法案「PL 1.828/2023」の修正案(Substitutivo)を可決し、上院へ送付した。修正案には、子どもの生体データ処理の原則禁止、無差別な大量監視の禁止、権利制限措置前の人的検証の義務付け、データ保護影響評価(RIPD)の実施と要約公表、監査ログの保持、精度およびバイアステストの実施、ベンダー企業の責任強化、ANPD(国家データ保護庁)の監督権限拡大が盛り込まれている。

SO WHATブラジルで公共空間向け生体認証・顔認識システムを提供する企業は、人的検証義務、データ保護影響評価(RIPD)の公表、バイアステスト等のガバナンス要件への対応準備が求められる。

🇧🇷 ブラジル 新規制 ブラジルで児童・青少年のデジタル性暴力およびAI・ディープフェイク悪用に対する厳罰化法(Lei 15.487/26)が成立
  • WHATAIやディープフェイクを悪用した児童性暴力犯罪等の厳罰化および凶悪犯罪指定
  • WHOブラジルでAIサービスを提供する事業者およびユーザー
  • WHEN2026年8月7日の官報公布日より適用

ブラジルのルーラ大統領は、児童および青少年に対するデジタル性暴力犯罪を厳罰化する法律(Lei 15.487/26)に署名し、2026年8月7日付の官報で公布された。本法は児童生徒に対する性暴力関連犯罪を凶悪犯罪(crimes hediondos)に指定するとともに、犯罪の実行や身元隠蔽にAI、ディープフェイク、偽プロフィール等を使用した際のカジュー処罰を規定している。また、公開デジタル環境での巡回捜査権限や緊急時におけるデータ請求権限を捜査機関に与えている。

SO WHATAI生成コンテンツやディープフェイク悪用に対する刑事罰が加重されるため、サービス提供者には悪用防止機能や監視体制の強化が求められます。

🇧🇷 ブラジル 新規制 差分変化 ブラジル下院にデジタル経済枠組み法案(PL 5960/25)が提出、ハイリスクAI認証等を規定
  • WHATブラジル下院でデジタル経済育成とAI利用ルールを定める法案PL 5960/25の審議が開始
  • WHOJadyel Alencar下院議員/ブラジル下院
  • WHEN法案可決・施行後

ブラジル下院で審議が始まったPL 5960/25は、デジタル経済育成ファンドの創設やデータ公開に加え、AI利用におけるアルゴリズム透明性、自動応答識別、著作権保護対象コンテンツの利用に対する適正な補償・ライセンス規定を提示。また、ハイリスクAIシステムに対して義務的認証を行う「国家AI認証システム」の整備や、国家AI安全・イノベーション研究所の設立、警告・過料・事業停止などの行政罰を定めている。

SO WHATブラジル市場でAIを展開する企業は、ハイリスクAIシステム向け国家認証の取得や著作権対価還元メカニズムへの対応が必要になる見込み。

🇪🇺 EU その他 EU AI Actにおけるセラピー・精神的サポートAIの規制適用に関するガイド
  • WHATセラピー・精神的サポート用AIおよびGPAIモデルへのEU AI Act適用整理ガイドの公表
  • WHOセラピー用AIおよびGPAIモデルの提供者・開発事業者
  • WHEN既に一部適用済、透明性義務および欧州委員会の執行政権は2026年8月2日より適用

2026年8月7日、FLIはセラピーおよび感情的サポート目的で利用されるAIシステムならびにGPAIモデルへのEU AI Act適用に関する解説を公表した。利用者の脆弱性を悪用して著しい危害を与えるAIは第5条(1)(b)により全面禁止される。医療機器規制(MDR)に基づき第三者適合性評価を要する精神疾患等の管理・治療AIはハイリスクに分類され(2028年8月2日適用)、直接対話するAIシステムには第50条の透明性開示義務が課される(2026年8月2日適用)。またシステミックリスクを持つGPAIモデルの提供者はメンタルヘルスへの危害防止措置や重大インシデント報告が義務付けられる。

SO WHATメンタルヘルスやセラピー目的のAIを提供する企業は、禁止行為の不該当確認、医療機器分類によるハイリスク義務、透明性表示、GPAIにおける精神危害インシデント報告の体制整備が必要となる。

🇸🇬 シンガポール その他 シンガポールMDDI、自律型AI(Agentic AI)のガバナンス枠組み等に関する議会質問に回答
  • WHAT自律型AIに関するガバナンス枠組みおよび規制方針についての答弁
  • WHOシンガポールで自律型AIシステムを開発・導入する事業者
  • WHEN2026年1月公表の枠組みに基づき継続的に対応

シンガポール情報通信省(MDDI)は2026年8月5日の議会答弁において、自律型AI(Agentic AI)のガバナンス方針に関する質問に回答した。2026年1月に公表された「Model Governance Framework for Agentic AI」で開発者向けガイダンスを示しており、自律性やリスクに応じたリスク管理措置や人間の説明責任確保が必要である旨を強調した。高リスク運用の義務化検討については過去の回答を参照するよう言及した。

SO WHATシンガポールで自律型AIを展開する企業は、システムの自律性とリスクレベルに応じた人間による説明責任とリスク管理体制の構築が必要です。

🇸🇬 シンガポール その他 シンガポール政府、AI生成コンテンツのラベリング義務化について国際動向と技術標準を注視し評価する方針を表明
  • WHATAI生成コンテンツの義務的ラベリング導入に関する政府見解
  • WHOシンガポールデジタル開発情報省(MDDI)
  • WHEN即時の義務化は見送り、継続的なモニタリング・評価を実施

シンガポール国会において、EU AI Act第50条に類似したAI生成コンテンツへの義務的ラベリング導入の必要性について問われたのに対し、MDDIは既存のオンライン安全に関する行動規範やGenAIチャットボット向け透明性ガイドライン(自主的)に言及した。その上で、ウォーターマーキングやデジタル由来情報等の技術標準の成熟度や国際動向を注視し、義務化すべきか否かを今後も評価していくと回答した。

SO WHATシンガポールではEU AI ActのようなAI生成コンテンツのラベリング義務化は即時導入されず、既存の自主ガイドラインやオンライン安全規範での運用が継続されます。

🇰🇷 韓国 その他 韓国PIPC、AI時代の個人情報制度革新に向けた国民意見募集を開始
  • WHATAI環境に対応した個人情報保護制度の革新に向けた意見募集の実施
  • WHO韓国個人情報保護委員会(PIPC)
  • WHEN2026年8月6日〜8月31日に提案受付、年内に革新方向を発表

韓国の個人情報保護委員会(PIPC)は2026年7月30日に「個人情報制度革新TF」を構成し、8月6日から31日までAI環境に対応した個人情報制度革新のための国民意見募集を実施する。形式化した個人情報同意手続き、AIエージェントの利用、実物AI(フィジカルAI)などの新技術環境における法的課題を検証し、収集した意見を基に年内に制度革新の方向性を公表する予定である。

SO WHAT韓国でAI関連サービスを展開する企業は、同意依存規制の見直し等を含む将来の個人情報保護法制の改定動向を注視する必要があります。

🇺🇸 米国 その他 NISTとDOE、AI革新加速に向けたGenesis Missionでの連携MOUを締結
  • WHATGenesis MissionにおけるAI革新加速に向けたMOU締結
  • WHONIST(米国立標準技術研究所)、DOE(米エネルギー省)
  • WHEN2026年8月4日のMOU締結以降

NISTと米国エネルギー省(DOE)科学局は、ホワイトハウス科学技術政策局(OSTP)が主導する「Genesis Mission」の一環として、AIを活用した科学イノベーションの加速に関するMOUを締結した。製造業の生産性向上や電力網・医療等の重要インフラにおけるサイバー脅威検知・対処に向け、MITREとの官民パートナーシップを通じてAIエージェント開発を推進する2年間のスプリントプロジェクトが含まれる。

SO WHAT製造業や重要インフラ向けAIエージェント等の開発・標準化動向を把握し、米国での技術適用に向けた準備を進める必要がある。

🇧🇷 ブラジル 新規制 差分変化 ブラジル下院、AI搭載スマートグラスの使用および販売を規制する法案(PL 19/26)を審議
  • WHATAI搭載スマートグラスの録画明示義務や顔認識・特定場所での使用禁止を規定する法案の審議
  • WHOブラジル下院およびAI搭載ウェアラブル機器の製造・販売事業者
  • WHEN法案成立および施行後

ブラジル下院において、AIおよび視覚・音声センサーを搭載したスマートグラスの販売と使用を規制する法案(PL 19/26)が審議されています。同法案は交通委員会で承認され、今後は科学技術委員会および憲法司法委員会で審議される予定です。法案では、録画状態を示す視覚または音響シグナルの常時表示を要求し、デフォルトでの顔認識や生体識別を禁止するほか、トイレ、病院、教室、宗教施設などプライバシーが求められる場所での使用禁止を規定しています。

SO WHATブラジル市場向けにAI搭載スマートグラス等のウェアラブル端末を提供する企業は、録画表示機能の実装や顔認識機能の制限など、製品仕様および利用ルールの見直しが必要となる可能性があります。

🇧🇷 ブラジル その他 ブラジルANPD、パラナ州公立学校での出席管理用顔認識システムの即時停止を命令
  • WHAT公立学校での出席管理目的における顔認識データ処理の即時停止命令
  • WHOブラジル国家データ保護庁(ANPD)
  • WHEN2026年8月4日の決定発出より即時適用

2026年8月4日、ブラジル国家データ保護庁(ANPD)の監察局は決定Despacho Decisório nº 2/2026/SFIを発出し、パラナ州の公立学校で運用されていた出席管理システムにおける生徒の顔認識(生体)データ処理を即時停止するよう命じた。ANPDは手動確認等の代替手段が存在する中で生体データを一律収集することは必要性・比例性の原則を満たさず、LGPD第11条および第14条(子の最善の利益)に違反すると判断した。

SO WHAT学校や事業所での安易な顔認識AI・生体認証導入は必要性・比例性の観点から行政処分を受けるリスクが高いため代替手段の検証が必須となる。

2026-07

🇰🇷 韓国 その他 韓国個人情報保護委員会、TikTokとAppleに計105億ウォン超の過徴金等処分
  • WHATTikTokの行動情報収集やAppleのSiriデータ利用等に対する制裁決定
  • WHO韓国個人情報保護委員会(PIPC)、TikTok、Apple
  • WHEN2026年7月22日の全体会議での決定以降

韓国の個人情報保護委員会は、2026年7月22日の第14回全体会議において、適法な根拠なく利用者の個人情報やSiri等のデータを収集・利用し国外出送したTikTokおよびAppleに対し、総額105億5,800万ウォンの過徴金算定および是正・公表命令を決定した。

SO WHATAIサービスの改善や行動追跡に利用するデータについて、明示的な同意取得と国外出送手続の徹底が求められる。

🇰🇷 韓国 ガイドライン案 韓国政府、エージェンティックAIイニシアティブおよび公共AXプライバシー案内書を審議・議決
  • WHATエージェントAIの安全性指針策定や公共AXプライバシー案内書を決定。
  • WHO韓国政府(過企情通部・個人情報保護委員会等)およびAI開発・導入事業者
  • WHEN2026年7月23日の長官会議での議決以降、順次推進の見込み。

韓国政府は第11回科学技術関係長官会議を開催し、「エージェンティックAIイニシアティブ」および「公共AXプライバシー保護案内書」等を審議・議決した。エージェントAIの自律的実行に伴うリスクに対応するため、安全・信頼ガイドラインの策定、評価・検証基盤の構築、責任所在の検討を推進する。また、公共機関のAI転換(AX)における10大点検事項(適法根拠の確認、プライバシー設計、安全措置、透明性確保等)やリスク水準に応じた点検基準を提示した。

SO WHAT自律型エージェントAIを開発・提供する事業者や公共向けAXソリューションを扱う企業は、策定予定の安全・信頼性ガイドラインや個人情報点検基準への適合準備が必要となる。

🇰🇷 韓国 ガイドライン案 韓国個人情報保護委員会、「公共AXプライバシー保護ガイドライン」を公開
  • WHAT公共部門のAI転換(AX)に向けたプライバシー保護ガイドラインの公表
  • WHO韓国個人情報保護委員会(PIPC)および行政・公共機関
  • WHEN2026年7月23日の公開時より

韓国の個人情報保護委員会(PIPC)は、公共部門のAI転換(AX)においてプライバシーを保護し安全な活用を推進するための「公共AXプライバシー保護ガイドライン」を公表した。本ガイドラインでは、事前設計・開発構築・適用管理の3段階における10大核心点検項目を整理するとともに、活用方式とリスクに応じて「基礎業務補助」「情報連携・分析・推薦」「選別・判断」の3タイプに区分し、差等化された安全対策を規定している。

SO WHAT韓国の公共分野向けにAIシステムを提供する企業は、活用タイプに応じた個人情報安全措置や10大点検項目への適合が求められる。

🇨🇳 中国 ガイドライン案 中国TC260によるAIコード生成安全要求や未成年者保護等に関するAI安全国家標準計画およびガイドライン草案の公表
  • WHATAIコード生成安全要求等の国家標準計画下達および教育・医療向けAI安全ガイドライン草案等の意見募集
  • WHOTC260、AIコード生成サービス事業者、教育・医療分野等でAIを提供する事業者
  • WHEN2026年6月より順次策定および意見募集手続きを開始

2026年6月、中国の全国ネットワーク安全標準化技術委員会(TC260)は『ネットワーク安全標準化工作月報(2026年第6期)』を公表した。推奨性国家標準計画として『ネットワーク安全技術 人工知能コード生成サービス安全要求』や『ネットワーク安全技術 人工知能安全能力成熟度評価方法』などの3項目が下達された。また、推奨性国家標準草案『ネットワーク安全技術 人工知能技術関連未成年者応用安全指南』の意見募集(60日間)、および標準実践指南草案『人工知能応用安全指引 教育業界』『人工知能応用安全指引 衛生健康』の意見募集が実施された。

SO WHAT中国でAIサービスや特定分野向けAIを提供する企業は、技術・分野別の詳細な国家標準やガイドラインの策定動向に沿った適合評価とガバナンス構築が必要となる。

🇨🇳 中国 ガイドライン案 中国TC260、AIコード生成・未成年者保護・分野別(教育・医療)AI安全標準案を公開
  • WHATAIコード生成や未成年者保護、教育・医療向けAI安全指針等の標準化文書案を提示
  • WHO全国ネットワーク安全標準化技術委員会(TC260)、AI事業者
  • WHEN2026年6月以降順次意見募集および策定を推進

全国ネットワーク安全標準化技術委員会(TC260)は2026年6月の標準化月報にて、AI関連の標準計画および各種指針案を発表した。推薦性国家標準計画として『AI安全能力成熟度評価方法』『AIコード生成サービス安全要求』などを下達。さらに国家標準案『AI技術における未成年者利用安全ガイドライン』や、実践指南案『AI応用安全ガイドライン 教育分野』『AI応用安全ガイドライン 衛生健康』などのパブリックコメントを実施した。

SO WHAT中国市場でAIコード生成や教育・医療等の特定分野向けAIを提供する事業者は、今後の技術標準・ガイドラインへの適応準備が必要です。

🇪🇺 EU その他 EDPB、規制当局間での情報共有を可能にする法的根拠の整備を欧州委員会に要請
  • WHAT異なる権限を持つ規制当局間での情報共有を可能にする法的根拠の整備要請。
  • WHO欧州データ保護会議(EDPB)
  • WHEN提言段階のため、現時点で企業への直接的な影響時期は未定。

欧州データ保護会議(EDPB)は、AIの利用増加等に伴う苦情の複雑化に対応するため、異なる権限を持つ規制当局(データ保護当局やその他のデジタル規制当局)間で機密情報を含む情報を共有できる明確な法的根拠を提案するよう欧州委員会に求めた。これにより、規制をまたぐ効果的な協力と一貫した法執行を目指す。

SO WHAT今後、データ保護とAI規制の当局間で機密情報を含む情報共有が進む可能性があり、企業は複数規制を横断したガバナンス体制の構築が求められる。

🇰🇭 カンボジア その他 カンボジアが世界人工知能協力機構(WAICO)設立協定に署名
  • WHAT世界人工知能協力機構(WAICO)の設立協定への署名
  • WHOカンボジア郵政通信省(Chea Vandeth大臣)
  • WHEN2026年7月16日の署名時点から

2026年7月16日、カンボジア郵政通信省のChea Vandeth大臣はカンボジア政府の承認を受け、世界人工知能協力機構(WAICO)の設立協定に署名した。本署名には29カ国の代表および国連事務総長等の国際機関代表が参加した。WAICOはAIのイノベーション・開発・展開・利用の促進、国際協力の拡大、AI格差の是正、ならびにAI関連リスクや課題の共同軽減を目的としている。

SO WHAT国際協力やAI格差是正を目的とした枠組みへの参加であり、企業に対する直接的な法的義務や規制の変更は直ちには生じない。

🇯🇵 日本 その他 内閣府、人工知能基本計画の閣議決定・資料を公表
  • WHAT人工知能基本計画の閣議決定および本文・概要の公表
  • WHO日本政府(内閣府)、AI研究開発・活用事業者
  • WHEN2026年7月14日閣議決定

内閣府は、令和8年(2026年)7月14日に閣議決定された「人工知能基本計画」の本文および概要資料(英訳含む)を公表した。

SO WHAT政府の新たなAI基本計画が決定されたため、今後の国の施策方針およびガイドライン等の動向確認が必要です。

🇪🇺 EU ガイドライン案 EDPB、生成AI向けのデータ匿名化およびウェブスクレイピングに関するガイドライン草案を採択
  • WHAT生成AI向けのデータ匿名化およびウェブスクレイピングに関するGDPR準拠ガイドライン草案の採択
  • WHO欧州データ保護ボード(EDPB)が、生成AI開発者やデータ管理者向けに
  • WHEN2026年7月8日に公表され、同年10月30日までパブリックコンサルテーションを実施

欧州データ保護ボード(EDPB)は、生成AIの文脈におけるデータの匿名化およびウェブスクレイピングに関するガイドライン草案を採択しました。匿名化ガイドラインでは、データが匿名であるかを判断するための3つの基準(レコードの孤立化がないこと、リンクがないこと、推論がないこと)を提示し、コンテキストアプローチと簡易アプローチの2つのフレームワークを提供しています。ウェブスクレイピングガイドラインでは、AIトレーニングにおけるGDPR準拠(目的制限、透明性、データ最小化、適法な根拠など)について解説し、信頼できるソースからのスクレイピング、タイムスタンプの記録、データの検証を推奨しています。また、特別なカテゴリの個人データの処理は原則禁止であり、厳格な例外要件が必要であることを再確認しています。これらのガイドラインは2026年10月30日までパブリックコンサルテーションに付されます。

SO WHAT生成AIの学習データ収集におけるウェブスクレイピングや匿名化処理において、GDPR準拠のための具体的な判断基準や推奨策に対応する必要があります。

2026-06

🇪🇺 EU その他 欧州委員会、EU AI Actに基づく諮問フォーラムのメンバー174名を任命
  • WHATEU AI Actに基づき、欧州委員会とAIボードに技術的助言を行う諮問フォーラムのメンバー174名の任命を発表。
  • WHO欧州委員会、AIボード、選出された産業界・スタートアップ・中小企業・市民社会・学術界の代表者ら。
  • WHEN2026年6月1日の任命発表以降、標準化要求や実施策定における技術的専門知識の提供を通じて影響。

欧州委員会は2026年6月1日、EU AI Act第67条に基づき設置される「諮問フォーラム(Advisory Forum)」のメンバー174名を発表しました。このフォーラムは、欧州委員会およびAIボードに対して技術的専門知識を提供し、AI Actの実施や適用について助言を行う機関です。メンバーは700以上の応募から、産業界、スタートアップ、中小企業、市民社会、学術界のバランスを考慮して選出されました。また、基本権機関(FRA)、欧州サイバーセキュリティ機関(ENISA)、および3つの欧州標準化団体(CEN、CENELEC、ETSI)の5機関が常任メンバーとして参加します。任期は2年で、1回に限り再任可能です。フォーラムは年2回以上開催され、活動に関する年次報告書を公開する予定です。

SO WHAT諮問フォーラムには産業界や中小企業も多数参画するため、標準化や実施ガイドラインの策定プロセスにおける業界意見の反映状況を注視する必要があります。

🇬🇧 英国 新規制 差分変化 英国政府、16歳未満のSNS禁止およびAI恋愛チャットボットの18歳未満利用禁止方針を発表
  • WHAT16歳未満のSNS禁止に加え、AI恋愛チャットボットの18歳未満利用禁止や親密な機能の制限を行う規制方針。
  • WHOSNS事業者、AIチャットボット(恋愛・親密な対話機能)を提供するテック企業。
  • WHEN2026年クリスマス前に議会提出、2027年春に最初の規制が施行される見込み。

英国政府は、16歳未満のソーシャルメディア利用禁止に加え、ユーザーと性的な関係やロールプレイをシミュレートするよう設計された、いわゆるAI「ロマンティック・コンパニオン」チャットボットについて、18歳以上の年齢制限を義務付ける方針を発表しました。また、より広範なAIチャットボットにおける同様の親密な機能も18歳未満に対して制限されます。政府はオーストラリアのモデルを参考に、子供が回避しにくい「高度に効果的な年齢確認(HEAA)」措置を導入する予定で、Ofcomが有効な年齢確認方法についての迅速な調査を行います。この規制は、Children's Wellbeing and Schools Actに基づく二次立法を用いて迅速に導入され、2026年クリスマス前に議会へ提出、2027年春に施行される見込みです。

SO WHAT英国向けにAIチャットボットや対話型サービスを提供する企業は、厳格な年齢確認(HEAA)の導入や、18歳未満への親密な機能の制限に対応する必要があります。

🇬🇧 英国 その他 DSIT大臣からOfcomへのオンライン環境に関する対応策についての書簡公表
  • WHATオンライン環境に関するコンサルテーションへの対応策パッケージについての進捗書簡の送付
  • WHO英国科学・技術・イノベーション大臣(DSIT)およびOfcom
  • WHEN2026年6月15日(書簡公表日)

2026年6月15日、英国の科学・技術・イノベーション大臣(DSIT)であるリズ・ケンダル氏が、Ofcom(通信・メディア規制当局)の会長およびCEOに対し、今年初めに開始された「Growing up in the Online World」コンサルテーションへの対応策パッケージに関する進捗状況を伝える書簡を送付した。

SO WHAT英国におけるオンライン環境やメディア規制の動向に関与する企業は、Ofcomの今後の対応策パッケージの具体化を注視する必要があります。

2026-05

🇪🇺 EU ガイドライン案 ハイリスクAI分類のドラフトガイドライン公表
  • WHAT欧州委員会がハイリスクAI(第6条)分類の実務ガイドライン案を公表
  • WHO自社AIがハイリスク該当か判定する必要のある提供者・利用企業
  • WHEN意見募集を経て確定へ。Annex III系適用(2027-12-02)前の判定基準になる

ハイリスク該当性の判定手順、Annex IIIの分野解釈、第6条3項の適用除外(狭い手続的タスク等)の具体例を示すドラフト。確定版はハイリスク義務適用開始前の実務準備の中心文書となる見込み。

SO WHATハイリスク該当性の社内アセスメントはこのドラフトの判定フローで仮組みしておくと、確定後の手戻りが小さい。

2026-01

🇰🇷 韓国 ステータス変更 差分変化 韓国AI基本法が施行(アジア初の包括AI法)
  • WHATAI基本法と施行令が同時に施行され、高影響AI・生成AI表示等の義務が発動
  • WHO韓国でAIサービスを提供する内外の事業者(一定規模以上は国内代理人必須)
  • WHEN即日適用。EU比で義務は軽いが国内代理人指定が独自要件

2025-01-21公布のAI基本法が1年の準備期間を経て施行。高影響AIの該当性検討・リスク管理、生成AIの事前告知・生成物表示、高性能AI(学習計算量10^26 FLOP以上)の安全体制構築・当局報告が義務化された。過怠料は最大3,000万ウォン。

SO WHATEU準拠の社内規定があれば大半はカバーされるが、国内代理人の指定と生成物表示の韓国語要件は個別確認が必要。

2025-11

🇪🇺 EU 期限変更 Digital OmnibusでハイリスクAI義務の適用を延期する修正案を採択
  • WHAT欧州委員会がAI Actの適用時期等を修正するDigital Omnibusパッケージを採択
  • WHOハイリスクAI(Annex I/III)の提供者・利用企業
  • WHENAnnex III系は2027-12-02、Annex I系は2028-08-02へ適用延期

デジタル規制の簡素化を目的とするDigital Omnibusパッケージの一部としてAI Actの的を絞った修正が提案・進行。ハイリスクAIへの義務適用が当初の2026-08-02/2027-08-02から後ろ倒しとなり、企業の準備期間が延長された。禁止行為・GPAI義務など既に適用済みの規定には影響しない。

SO WHATハイリスク対応のコンプライアンス期限が約1年半延びた。ただし禁止行為と透明性義務は予定どおりで、準備を止める理由にはならない。