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🇧🇷 ブラジル

AI法案 PL 2338/2023(上院可決・下院審議中。EU型リスクベース)

ドラフト リスクベース 最終確認 2026-08-22 / 最終変更 2025-06-01

0 EUより厳しい EU準拠では不足。追加対応 1 EUより緩い EU準拠でカバー済み 1 規定なし EU準拠で自動カバー 2 独自規定 見落とし注意。個別対応

7軸詳細

01 リスク分類 現行の拘束的リスク分類はない。PL 2338/2023が過度リスク(禁止)と高リスクの2層+一般義務を規定する見込み。

2024-12に連邦上院がPL 2338/2023を可決し下院へ送付。EU AI Actに近い構造で、過度リスク(risco excessivo)の禁止、高リスクAIへのアルゴリズム影響評価・ガバナンス措置、被影響者の権利(説明・異議・人間再審査)を規定する案。成立・施行はまだ先。

一次ソース ↗

02 禁止用途 現行の禁止リストはない。法案は社会的スコアリングや自律型致死兵器等の禁止を予定。

PL 2338は公権力による社会的スコアリング、脆弱性悪用、特定の予測的治安維持等を「過度リスク」として禁止する案。現時点では拘束力なし。

一次ソース ↗

03 汎用AI義務 現行義務なし。法案は汎用・生成AIへのリスク評価とガバナンス義務を予定。

PL 2338は汎用AI・生成AIシステムの提供前リスク評価、学習データに関する透明性、システミックリスク管理を規定する案。

一次ソース ↗

04 透明性 現行の表示義務はない。法案はAIとの対話の明示・合成コンテンツ識別を予定。

PL 2338はAIシステムとの対話であることの事前明示、合成コンテンツの識別子付与を規定する案。選挙関連では選挙高等裁判所(TSE)が2024年にディープフェイクの選挙利用を制限する決議を出しており、こちらは既に拘束力がある。

一次ソース ↗

05 罰則 AI固有の罰則はまだない。法案は最大5,000万レアルまたは売上2%の制裁金を予定。

PL 2338は違反1件あたり最大5,000万レアル(約15億円)または企業グループのブラジル国内売上の2%の行政制裁金、活動停止等を規定する案。現行はLGPD(データ保護法)の制裁が間接適用。

一次ソース ↗

06 執行体制 法案はANPD(国家データ保護庁)を中心とするSIA(AI規制・ガバナンス体系)を予定。

PL 2338はANPDをコーディネーターとし、分野別規制当局が参加するSIA(Sistema Nacional de Regulação e Governança de IA)を設ける案。現行ではANPDがデータ保護の権限でAI事案(例: Meta学習データ問題)に対応した実績がある。

一次ソース ↗

UNIQUE 独自規定あり: 学習データの著作権報酬請求権 / 選挙ディープフェイクのTSE決議(下の差分リスト参照)

EU AI Actとの差分

EUより厳しい 0件

該当なし

EUより緩い 1件

  • 現行拘束力 — 法案段階で現行義務はほぼなし。施行後はEUに近い体系になる見込み 出典 ↗

規定なし 1件

  • 施行済みの横断義務 — リスク分類・GPAI義務・表示義務はいずれも未施行(法案のみ) 出典 ↗

独自規定 2件

  • 学習データの著作権報酬請求権 — 法案はAI学習に使われた著作物の権利者への報酬(remuneração)規定を含む。EUのオプトアウト方式より踏み込んだ独自設計 出典 ↗
  • 選挙ディープフェイクのTSE決議 — 選挙裁判所の決議で選挙AI利用を直接規制(既に拘束力あり)。司法機関主導はEUにない経路 出典 ↗

タイムライン

  1. 下院で審議継続(特別委員会・公聴会) 出典 ↗

  2. 上院本会議がPL 2338を可決、下院へ送付 出典 ↗

  3. PL 2338/2023 上院提出(法律家委員会案ベース) 出典 ↗

出典一覧